広島は投打に精彩を欠いて、3分けを挟み7連敗。本拠地で迎えるオープン戦最終戦を前に最下位が決まった。先発床田が3回までに5点を失うと、中継ぎ陣も失点を重ねた。

前日2安打の打線は7安打を記録したが、得点はいずれも内野ゴロからの2点のみ。19日オリックス戦の9回を最後に、4戦連続で適時打なし。それでも新井監督は「全体的に少しずついい反応をし出しているのかなと」と各打者の打席での内容を評価した。

指揮官はキャンプだけでなく、オープン戦でも選手に結果より内容を求めてきた。チーム8年ぶりのオープン戦最下位にも、泰然自若の構えを崩さない。「オープン戦の順位? 気にならない」。あくまでも勝負はシーズンに入ってから。調整期間の目先の結果ではなく、その先に待つ長い戦いを見据えている。

○…ヤクルトとの開幕2戦目の先発が決定的な床田が、3回8安打5失点と不安を残す最終調整となった。立ち上がりに1点を失うと、2回には3ランを被弾。3回も3安打を浴びて失点を重ねた。直球の精度と立ち上がりを意識したマウンドも課題を残す結果となり「今が底だと信じて、あとは上がっていくだけと思うので、何とか準備をして本番でしっかりいい結果を残せるように頑張りたいです」と厳しい表情を見せた。

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