世界一に輝いたWBC日本代表のヤクルト高橋奎二投手(25)が29日の2軍戦(戸田)で帰国後初登板に臨む。27日、神宮のブルペンで約30球を投げるなど調整。その後取材に応じ「結果を出さないと1軍に上がれないと思うので、しっかりファームで結果を残してから1軍に呼んでもらえるようにしたい」と話した。

侍ジャパンとして世界一メンバーになったにもかかわらず自身が1軍だと確信しない理由について「チームは3連覇目指してやっている。1軍で投げてボコボコに打たれてゲームつぶすようでは本当に良くない。しっかりファームで結果を出してから(1軍で)やりたいと僕自身は思っています」と語った。

29日は先発として登板する見込みで投球数は50~60球をめどとする。1カ月強の間、握ってきたWBC球から再びNPB球に慣れる作業も必要になってくる。

WBCでの登板は1次ラウンド・オーストラリア戦の2イニングだったことから「向こうでは中継ぎで入っていたので、あまり球数は投げられなかった。こちらに帰って来て試合でも球数を投げられるようになってからどんどんやっていきたい」と投球数も増やしていく。

次戦で確認したいことについて「真っすぐの勢いとWBCでダルビッシュさんに教えてもらったスライダーが、日本のバッターに通じるか確認したい」と語った。

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