WBCで世界一に貢献したロッテ佐々木朗希投手(21)が28日、開幕に向けて1軍に合流した。ZOZOマリンスタジアムで行われたチーム練習に参加。練習開始時には監督、コーチ、選手らの前であいさつし、拍手を浴びてスタートした。雨天のため室内練習場での練習に変更となったが、ストレッチ後にキャッチボールも行い、ブルペンでも変化球を交えて約20球。WBC準決勝メキシコ戦翌日からNBPのボールを握り始め、初のブルペンには「体の状態は健康ですし、ボールを投げた感じも、ある程度、良く投げられている方かなと思います」と手応えを得た。

侍ジャパンでの時間を「21歳のこの年で良いも悪いも経験出来たのは良かったと思う」と成長を実感した様子だ。思い出深い事象を問われると、表情が緩んだ。「ダルビッシュさんや大谷さんがめちゃくちゃスタイルが良かった。自分も良いほうかなと思っていたんですけれど、良くないなって思い知らされました。顔が小さい」と報道陣を笑わせる場面もあった。

帰国後は球団施設で軽めの調整を行ってきた。31日から始まる開幕カードを戦うチームの福岡遠征も同行し、30日の試合前練習の中でシート打撃(ライブBP)に登板する予定。吉井理人監督(57)は4月4日からの本拠地ZOZOマリン開幕3連戦で今季初登板させる準備を進めていく。【鎌田直秀】

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