WBCで侍ジャパンの優勝に貢献した日本ハム伊藤大海投手(25)が先発し、4回1安打無失点で降板した。

中継ぎとしてWBCではフル回転したが、日本時間22日に行われた米国との決勝戦以来となる帰国後初登板での球数は63球。「投げ終わった感じも、そんな変な(体の)張り方もしてないので順調なのかなと思います」と、久々の先発仕様での投球でも6奪三振と上々の内容で、笑顔を見せた。

昨季終了後から使い続けたWBC使用球から、約半年ぶりにNPB公式球に持ち替えて実戦に臨んだ。「(昨年)10月くらいから半年くらい同じボール(WBC使用球を)投げていたので、ちょっと変な感じはしますけど、(決勝戦から)1週間もたってない中である程度できているので(NPB公式球に)戻す方が楽というか、簡単なのかなと思います」。

WBCでも使用が解禁されていたミズノ社製のロジンを、この日もしっかりたっぷりと右手に付けながら投球し、全く問題なかった。確かな手応えを得て、シーズン初先発となりそうな開幕2カード目のロッテ3連戦(ZOZOマリン)へ向かう道筋を付けた。