世界一の選手になるんヤ! 侍ジャパンのWBC優勝に貢献したヤクルト村上宗隆内野手(23)が、城石2軍チーフ兼守備走塁コーチ、山田、中村、高橋と都内のヤクルト本社を訪れ優勝を報告した。約300人の社員を前に「自分の中でターニングポイントとなる大会になった。これから先、もっともっと高い目標に向けて、世界一のプレーヤーになれるように頑張っていきたい」と、個人としても「世界一」を目指すことを誓った。

常に意識高く取り組んでいる主砲だが、個人目標に関して「世界一」とまで明言するのは異例。7試合で打率2割3分1厘、1本塁打、6打点と苦しみを味わった大会は、言葉通り大きな転機となりそう。「野球人生が終わって振り返った時に、ここがもう1度、野球人生のスタート、新たなスタートが切れたと思えるような、これから先の野球人生にしていきたい」と言葉に力を込めた。

夕方からは神宮でのナイター練習で1軍に初合流。51スイングで11本の柵越えを放ち、守備練習でも軽快な動きを見せた。開幕まであと2日。「世界」の経験を糧に、さらなる高みを目指していく。【鈴木正章】

○…高津監督が9リットルの特注シャンパンで、WBC組の1軍初合流を歓迎した。山田、村上が東京五輪で金メダルを獲得した際もシャンパンを贈ったが「もう一回り大きいから。取り寄せました」とニヤリ。「元気に戻ってきてくれたので良かったと思います」と復帰を喜んだ。

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