ロッテ佐々木朗希投手が、早ければ4月6日の日本ハム戦で登板する。

30日、ソフトバンクとの開幕戦が行われるペイペイドームで、WBCからチームに合流後初のライブBP(シート打撃)に登板。実戦形式で打者9人に47球を投げてNPB球へ戻す感覚に問題がないことをマウンドで示した。捕手の後方で見守った吉井監督は「順調。次、もし投げるなら中6日かなと思うので、しっかり調整してほしいなと思っています。投げた後の反応を見て決めようと思います」と明かした。

球場内の首脳陣、選手、報道陣が静まりかえる緊張感の中、大下を直球で詰まらせた二ゴロから始まった。抜けた変化球も数球あったが、直球に打者が手が出ずストライクを見逃す場面も多かった。最速160キロをマークし、安打性の当たりは3本。藤原に左前安打を許したあと、2球連続フォークで空振りを奪うなど修正力も圧巻だった。

指揮官は「本人はあまり納得していなかったみたい。もう少し真っすぐは良くなるっていうふうに言っていた」とさらなる上積みに期待。侍ジャパンの壮行試合で自己最速165キロをマークし、WBCでも2試合に先発して世界一に貢献した右腕が、次は日本一に挑む。【鎌田直秀】

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