阪神大竹耕太郎投手(27)が、今季の12球団移籍組では一番乗りで1勝を挙げた。現役ドラフトで移籍した投手6人の中でも最速の勝利となった。大竹自身は、ソフトバンク時代の20年10月25日西武戦以来、895日ぶりの勝ち投手だ。

6回84球、3安打、無失点。リーグ2連覇のヤクルト打線に対し、持ち味の打たせて取る投球がさえ渡った。甲子園のお立ち台に初めて立つと、勝利球をファンに披露し大歓声を浴びた。

「想像していた以上に声援が大きい。声援の力を自分の力に変えて投げることができました。ありがとうございます」と感謝。「現役ドラフトでホークスから入団しました大竹です。これからチームの戦力になれるように精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いします!」と自己紹介し、虎党の心をグッとつかんだ。

◆大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)1995年(平7)6月29日生まれ、熊本県出身。済々黌2年夏、3年春に甲子園出場。早大では東京6大学リーグ通算11勝。17年育成ドラフト4位でソフトバンク入団。18年に支配下へ昇格し、8月1日西武戦に初登板で先発し初勝利。昨オフ現役ドラフトで阪神移籍。184センチ、87キロ。左投げ左打ち。

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