新潟はソフトバンク3軍に7-5で逆転勝ちし、今季初勝利(2敗)を決めた。
ゲームは二転三転したが、4-5で迎えた7回2死満塁で、阿部一心左翼手(24)が走者一掃の逆転右越え三塁打を放ち、決着をつけた。4-5の7回無死一、三塁から救援した上村知輝投手(23)が、この回無失点に抑え、その裏の反撃につなげた。
低い弾道で、あっという間に右翼手の頭を越えた。4-5で迎えた7回2死満塁。チャンスに阿部一は積極打法で挑み、結果を残した。初球の直球を狙って、逆転の走者一掃となる右越え三塁打。「初球を振らなアカンな、と思っていた。まっすぐ1本。変化球だったら『ごめんなさい』という気持ちだった」。読みをズバリ的中させ、勝利を決める快打を放った。うれしさを表すように三塁上で右腕を突き上げ、それでも足りずに次は両腕を突き上げた。
「飛んで良かった。そんなに飛ぶとは思わなかった。思ったより飛んだ」。初球狙いにこだわったのは、試合前の橋上秀樹監督(57)の指示を聞いたからだ。9日の信濃戦(4-9)では3回1死二、三塁の場面も、4回1死一、二塁でも空振り三振で好機をつぶしていた。「橋上さんからチャンスでの打席の入り方を意識させられた。前回の試合では見て行ったので、初球からガンガン振っていこうと思った」。ネクストサークルから決断していた初球強振を打席で実行した。
打順は2番から7番に下がった。「楽だった」と上位打線の重責から解放されたことも好機での一打につなげた。相手はNPB球団。「守備中はNPBとやってるんだ」と思ったというが、打席ではそんな気持ちは消えていた。チームは今季初勝利で、開幕からの連敗は2でストップ。橋上監督は「ひとつ勝ったのでチームは落ち着く」と話し、阿部一は「これから連勝していきたい」と見ていたのは次戦勝利だけだった。【涌井幹雄】
○…新潟の上村知輝投手(23)が5番手で7回表に登板し、今季チーム初勝利を呼び込む好救援を見せた。7回表に4番手で登板した内田健太投手(22)が逆転を許し、なおも無死一、三塁で登板。「これ以上、点数をやらない」。先頭に死球を与えて満塁にしたが、決め球のスライダーで2連続三振を奪うなど後続を断った。味方打線がその裏に逆転し、勝利投手に。「気持ちで負けない」と闘志をむき出しの投球はチームに勢いをもたらした。



