リーグ2連覇中のヤクルトが4年ぶりの10連敗を喫した。

先発のエース小川が菊池に先頭打者アーチを許すと、5回にも長短3安打で2失点。高津監督は「(開始)5分後には追いかける展開となった。立ち上がりは難しいと思いますが。先に点を与えたくなかった。やっぱりゲームを勝とうと思うと先に点を取った方が有利に決まっている」。19年以来、監督就任後は初となる2桁連敗を嘆いた。

連敗中はすべて3点差以内と競るが、投打がかみ合わない。追いかける展開では攻撃方法も限られる。山田の代役で二塁に入れた武岡は2安打も、その他の打者は3度あった得点圏で5打数無安打。指揮官は「難しいでしょうけど、何とかしないといけない。(チーム)得点圏打率が2割ないのかな(1割9分3厘)。それは点がなかなか入らない」。7回先頭で出た村上の9号ソロによる1点に終わった。

下半身の張りで山田が2試合連続欠場し、塩見ら主力を欠く。高津監督は「そのうちうまくいくのではないかと信じて」と、打線の試行錯誤を続けるが、いかんせん戦力不足が響く。まさかの借金11、首位と14ゲーム差で交流戦に突入する。【斎藤直樹】

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