オリックス中嶋聡監督(54)の通算200勝に花を添えたのは、力を見いだされたルーキーだった。

「育成入団して、技術もつたない選手を開幕で使ってもらったっていうのは、本当に感謝しかない。起用していただいている間は、本当に使ってもらってることに応えられるように、自分もしっかり頑張りたい」。そう話したのは、プロ初本塁打を放った茶野篤政外野手(23)だった。4点リードの8回2死満塁で、薮田の140キロツーシームを右翼席へ。5回の勝ち越し打も含めれば自己最多の6打点。この試合前まで計10打点だったこともあり「打点があんまり多くなかったので、一気に入ってうれしいなと思います」と喜んだ。

開幕直前に支配下登録され、開幕スタメンを勝ち取ったルーキー。持ち味の積極性を指揮官も評価。「それは絶対に失ってはいけないことですし、本当に打ちにいって見極めるということができたのかなと思います」。ここまで49試合に先発し51安打16打点、打率2割7分9厘。1年目の活躍に「ここまで出てきたら1年目というのは関係なくなってくるんでね。戦力と思って、こっちは使ってるわけなんで。あんまりルーキーとも思ってないですし。顔は、ね。なかなか、ベテラン系の顔をしてますので」。最高?の褒め言葉を送っていた。

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