「2人の調子が上がらないことには、このチームの打線はなかなか機能しない。早く(状態が)上がってきてほしいし、チームを引っ張る存在になってほしい」

ヤクルト高津臣吾監督(54)は、4番村上宗隆内野手(23)とキャプテン山田哲人内野手(30)の復調を切に願った。

近い未来、そのきっかけとなった試合として語られるかもしれない結果が出た。6点を追う3回1死一塁、オリックス先発山下から山田が左翼席へ、50打席ぶりとなる8号2ランを放った。

その後、2死から村上が19打席ぶりの安打となる三塁への内野安打。続くサンタナの右中間への二塁打の間に、一塁から激走し本塁へヘッドスライディングで生還。3点目のホームを踏んだ。

山田は「結果を出すしかない」と言えば、村上も「これを続けて、試行錯誤して頑張るだけ」と語った。

ともに1発を放ったサンタナ、オスナと両外国人の当たりが戻ってきているだけに、あとは主軸の復活が待たれる。

高津監督は「本当は固定してやる方が選手もやりやすいでしょう」と話すも、チームの結果が伴わないだけに日々、打順を組み替えて試行錯誤する。この日は11安打5得点。うち4得点が本塁打で、適時打に恵まれない状況が続く。

「打線がちょっと分断されている傾向にはあるかなと。あとは先頭打者がほとんど出られていない」と分析。先頭の出塁はこの日は5回の1イニングのみ。一方のオリックスは4イニングで先頭を出塁させた。

「今日はこのピッチャーだから、これがいいのか、この並びがいいのかと、毎日コーチと話をしながら決めています。今日できることをやっているつもりでいます」と指揮官。「逆襲の6月」にしたかったが、交流戦の負け越しも決まり「耐え忍ぶ6月」となってしまっている。

「リリーフピッチャーにね、本当に申し訳ないなと。先発ピッチャーがふがいないだけにね、そこに疲れがたまってしまっているような気がして。まだまだ80試合近くあるので、このメンバーで乗り切っていかなきゃいけない。いろいろ考えながらやっていきたいと思います」と必死で前を向いた。【三須一紀】

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