中日高橋宏斗投手(20)が、球団初めて交流戦防御率0・00を達成した。楽天戦で6回2/3を5安打2失点。今季交流戦の連続イニング無失点は22で止まったが、失策が絡んだため自責点はつかなかった。

5-0の7回1死から四球を味方の失策で一、三塁のピンチ。ここで高橋宏は小郷に投前にゴロを打たせたが、二塁へ悪送球で1点を返された。さらに遊ゴロの併殺崩れの間にもう1点を失い、ここで降板となった。

交流戦の規定投球回に2回で到達していた。

高橋宏は13日ロッテ戦(バンテリンドーム)では9回5安打、プロ初完投を完封で飾った。交流戦2試合で16イニング無失点を続け、今回の登板に向けて「調子自体も、交流戦始まってから良くなっている。自信持ってそこは投げたい」と語っていた。

今年は3月のWBCで侍ジャパンに史上最年少でメンバー入り。世界一に貢献した実力を遺憾なく発揮している。

交流戦の規定投球回以上で防御率0・00は、15年メッセンジャー(阪神)22年青柳(阪神)加藤(日本ハム)23年才木(阪神)に次いで史上5人目。中日では初めてとなった。