日本ハム新庄剛志監督(51)が22日、“4番争奪戦”のゴングを鳴らした。現在本塁打キングの万波中正外野手(23)をはじめ、清宮幸太郎内野手(24)に、2軍戦で2試合連続本塁打を放った野村佑希内野手(22)を加えた3選手に、4番を巡る競争を促した。チームはこの日、エスコンフィールドで練習を行い、23日ロッテ戦(ZOZOマリン)でのリーグ戦再開に備えた。

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4位からの急浮上へ、打線活性化に向けて日本ハム新庄監督が“4番争奪戦”の開幕を宣言した。交流戦を終えて、チーム防御率は12球団トップ。一方で、打率は11位に沈む。投手陣が疲れてくる夏場へ、打線の底上げは必至だ。現在、本塁打数でリーグ最多の万波が4番に座るが、指揮官の目はその先を見据えている。「競争させてもいいかなと思います。万波君と清宮君と野村君が4番を打ちたいのであれば」と、若き大砲候補3人での4番を巡る競争を促した。

既に布石は打ってある。打撃不振に陥っていた野村や江越を、交流戦終了後の3日間、イースタン・リーグへ送り込んだ。その野村は、20、21日の西武戦(カーミニーク)で2試合連続本塁打。「野村君のゆったり感、見ました?」と声を弾ませ、「(投手を)見下ろすというか。あれをね、つかみに行かせたんです。2軍じゃないと、できない。こっち(1軍)とは違う打席の余裕。ゆったり感さえ戻せば、必ず(状態は)上がってくるから」と、開幕戦で4番に据えた背番号5の復調の兆しを喜んだ。

13日に左脇腹の故障から1軍に復帰した清宮も、復帰後の本塁打は0本と、打撃好調だった故障前ほど状態は戻っていない。この日、全体練習後に稲葉ゼネラルマネジャーと居残りロングティーを敢行した清宮は「すごい横振りになったりしちゃうので、出来るだけ(体を)大きく使って打とうと。(本塁打は)出るべくして出るもの。本塁打が出始めたら、いい感じになってくるんじゃないかなと思います」と、完全復活へ意気込んだ。

クライマックス・シリーズ進出圏内の3位とは、6ゲーム差。「3つ勝って勢いつけて」と新庄監督。熱い“4番争奪戦”で、パ・リーグをかき回す。【中島宙恵】

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