ポニーの部で日本がワールドシリーズ出場権を手にした。

敗者復活戦を勝ち上がった日本は前日敗れた台湾と対戦して5-1で雪辱。2位以下が2敗するまで敗者復活する大会ルールにより、再戦が決勝戦となった。

決勝は1回に2点、2回に5点を奪われる劣勢に。ところが、1-7で迎えた6回の途中に日本ベンチから台湾選手の使用しているバットの1本が、大会で使用が認められていない物とのアピールがあり、大会本部と審判団が確認。不正バットを使っていたことが分かった。大会本部はその後の対応を一時預かりとして、試合は続行。日本が1-7で最終回を終えたが、ゲームセットのコールはなかった。

その後、大会本部は米国のポニー本部などと相談。今大会はルール違反があった場合、没収試合となるルールがあることから、日本の勝利となることを決めた。台湾はこれを不服としている。

今大会の使用バットは開会式前日の25日に関係者立ち会いのもと審査。適合するものだけが、使用を認められる。試合前にも審判団が確認。大会本部によると、この日の試合前には該当するバットはチェックを受けていなかった。2試合目の序盤に日本ベンチが打球音の異常から気付き確認を求めたが、その際には審判団は問題ないと判断していた。

後味の悪い事態が発生したが、日本選手の戦いぶりは見事だった。前日の台湾戦黒星後の敗者復活戦でフィリピンを破り、この日を迎えた。午前8時半から行われた台湾との再戦は2回に先制、4回に追いつかれて1-1のまま最終回を迎えた。1死後、中村夏輝(福岡フェニックス)がこの試合3本目の中前打で出塁、二盗を決めた。ムードメーカーの躍動に応えて、川崎浩知(佐賀ビクトリー)が中前に勝ち越しタイムリー。2死後には代打佐々木悠晴(市原)が中前に、才田凱斗(関メディ学院)は中前打をセンターが後逸する間に本塁に飛び込む“ランニング本塁打”で合計4点を奪い、試合を決めた。

ポニーの部のワールドシリーズの常連で、何度も世界王者に輝く台湾を倒すのは、ポニージャパンの悲願だった。

【30日の日本の結果】

▽ポニーの部決勝トーナメント4回戦

日本 5ー1 台湾

▽同決勝

日本(没収試合)台湾

▽パロミノの部決勝

台湾 17-6 日本

○…日本では中学硬式野球が中心のポニーリーグだが、国際的には8歳から18歳まで各年代のチームが活動している。今回、福島で開催されたのはポニーの部と18歳以下のパロミノの部の大会。日本は名城大準硬式野球部の選手で編成され、台湾、フィリピンと対戦。決勝戦で台湾に敗れ、準優勝となった。日本はU-8、U-9、U-10、U-12、U-16のアジア大会で優勝しており、7、8月に米国各地で行われる大会に出場する。