ド派手な“神宮花火大会”がサヨナラで幕を閉じた。

大乱戦に終止符を打ったのは、ヤクルト武岡。延長10回2死一、三塁、巨人中川から左前へサヨナラ適時打を放ってナインからウオーターシャワーを浴びた。ヤクルトは同一カード3連勝。巨人は5連敗で、前半戦を借金2で折り返した。

1回にヤクルト打線が菅野を捉えた。無死二、三塁から村上が左中間へ先制3ラン。さらに1死二塁から内山が左翼へ2ランを放ち、一挙6得点を挙げた。わずか1アウトで菅野をマウンドから引きずり降ろした。

しかし巨人打線も反撃する。2回に門脇がチームにとって41イニングぶりの適時打を放って2点を返すと、3回には1死一塁から秋広が2戦連発となる8号2ランで2点差に。さらに1死満塁とチャンスを作ると丸がヤクルト2番手尾仲から押し出し四球を選んで1点差とした。2死満塁からは代打長野が左翼へ同点適時打を放ち、先発菅野の負けを消した。4回無死一、三塁からは岡本和の右犠飛で試合をひっくり返した。

ただ、ヤクルト打線もこのままでは終わらない。4回2死満塁、代わったばかりの5番手船迫から内山がこの日2本塁打目となる満塁弾で一気に逆転に成功。再び3点のリードを得た。

5回先頭で門脇が2号ソロを放ち、5回までで両軍5本塁打と打ち合った。巨人は2点を追う7回1死満塁、バットを短く持ったウォーカーが中前へ同点の2点適時打を放って試合は振り出しに戻った。延長戦に突入し、両軍で投手計15人が登板し、計30安打の総力戦。最後はサヨナラで決着がついた。

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