AIG損害保険株式会社が特別協賛する「AIG presents MLB CUP」関連活動の野球教室が4日、大阪・豊中市の服部緑地軟式野球場で実施され、阪神OBでメジャーでも活躍した福留孝介氏(46)と藤川球児氏(43)がコーチ役として参加した。
気温約35度前後の炎天下の中、午前中に2部構成で行われた。第1部は初心者向けで、野球経験のない小学生13人が参加。小まめに日陰での休憩、水分補給を重ねながら、約1時間でキャッチボールやティー打撃を実践した。第2部は大阪府内の軟式少年野球チームに所属する小学生約50人が参加し、それぞれ投打の技術指導が約1時間半行われた。
2人はそろって「野球人口の減少」の危機感を口にした。福留氏は「野球人口がね、どんどん減ってる中で、野球を楽しんでくれていることはすごくうれしいこと。こういう機会がどんどん増えていけばいい」と願った。藤川氏は「競技人口も少ないし、子ども自体も少ないんですけど、とにかく野球に触れてもらうってことは今すごく重要だなと思ってます」。野球の楽しさを子どもたちに丁寧にわかりやすく伝えていた。
福留氏は気候変動による暑さを懸念した。高校野球夏の甲子園大会の開催時期を含め、「本当に柔軟に考えてやっていかないといけない。観戦する人を含めて無理をすればするほど、多分、(野球をプレーする)人って減っていくと思う。どんどん時代に合わせて変えていかないと」と提言した。
サッカーチームに所属している小学生も参加した。福留氏は「野球やらしたらうまかったから、『じゃあ野球やれば』って言ったら、『いや、野球はユニホーム着て、ちょっと暑いんで』」と言われたという。「そうなるわけじゃん。そういうところもいろんなことを考えながらやっていけばいいんじゃないか」と話した。
藤川氏はあらゆる形で野球に触れる機会を増やしていくことの必要性と説いた。野球人口減の要因について「幼少期から始めないと追いつけない。ルールが難しすぎる。その2点も非常に大きい」と分析。「もうちょっとNPBと選手会がタッグを組んで、地方開催の試合を増やしたりとかっていうことの方が一番重要かなと」と説明した。
新聞やテレビで解説する際には「できるだけ野球があまりわからない人も熱く聞いてもらえるようなイメージで、専門用語はあんまり使わないとっていうのは心がけてます」と話しつつ、「画面を通して言うよりは、もう今は実際に体を(現場に)出して、手足を出して、ちゃんと行かないと」と、直接指導を続けていく方針を示した。
最後には「とにかく外国の文化を知ることで、その今の日本における経済状態とかもわかるように、気づけるようになる。どんどん外国に行けるような交流ができるようになればいいなとは思います」と期待した。



