今季初の中堅でスタメン出場した日本ハムの選手会長、松本剛外野手(30)が、好守で窮地を救い攻撃でも先制点をお膳立てした。

0-0の2回2死一、三塁のピンチで、ソフトバンク今宮の左中間への鋭い打球を、快足を飛ばしキャッチした。直後の3回2死では、カウント2-2と追い込まれてから冷静にボールを見極め四球で出塁。さらに二盗に成功し、続くアリエル・マルティネス捕手(27)の先制14号2ランにつなげた。

今季は主に左翼で出場。オールスター第1戦に3番中堅で出場しているのみで、キャンプ中のオープン戦や公式戦では守っていなかった。昨季7月19日オリックス戦(京セラドーム)以来約13カ月ぶり中堅でも、冷静なポジショニングと打球への素早い判断で、同学年の先発上原健太投手(29)を援護した。

先制本塁打のマルティネスも「良い投手相手で、いつもより気合が入っていました。(松本)剛さんが盗塁に成功してチャンスを広げてくれたので、さらに気合が入りました。最高の結果になり良かったです」とお膳立てしてくれた背番号7に感謝した。

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