首位オリックスがエースの力投で、引き分けを挟んで5連勝とした。7月15~23日以来、今季4度目の5連勝で、6試合連続負けなしは今季初となった。

先発の山本由伸投手(25)は、7回5安打無失点でリーグトップ12勝目。現在、防御率もトップだが、この日の5奪三振で計128奪三振とし、1位のロッテ種市にあと2と迫った。

中嶋聡監督(54)は「まあいろんな要素、暑いのもあるし。苦しんでましたね」と見守っていたが「要所でしっかり投げたのと、本当にここっていうところでのボールが良かったのかなと思います」とさすがの投球をたたえた。

打線は2回2死満塁で西野が四球を選んで押し出しで先制。1点リードのまま迎えた7回1死三塁で、頓宮が左前適時打を放ち2点目を追加し、9回に森の中犠飛でダメ押しの3点目を手にした。

これでオリックスは球団では67年ぶりとなる6試合連続で失点が1点以下。最短25日の優勝マジック点灯を目前にして、先発からリリーフまで投手陣の安定感が光っている。それでも中嶋監督は「いっぱいいっぱいですね、今。まあ考えますけど、いろいろいっぱいいっぱいです」。まだまだチーム状態は上がる余地がありそうだ。