阪神近本光司外野手が、ノーヒットで本塁生還を果たした。3回1死、メンデスの148キロ直球がユニホームをかすり、死球で出塁。きわどい1球に、阪神ファンからはブーイングが起こった。

2番中野の打席で、カウント1-1からのけん制がボーク判定で二進。直後の3球目が今度はパスボールとなり三塁へ進むと、メンデスが本塁のカバーに来ていないのを見逃さず大きくオーバーラン。それを見た捕手岸田が三塁へ送球したが悪送球となり、ボールは左翼ファウルゾーンを転々。近本は難なくホームベースを踏んだ。「ピッチャーがカバーに行ってなかったんで、行けるところまで行ったら、キャッチャーが気づいた」。自慢の足でかきまわして相手のミスを誘い、ノーヒットでもぎとった追加点だった。

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