アイブラック兄弟弾! 阪神佐藤輝明内野手(24)と森下翔太外野手(23)が、初のアベック弾を決めた。まずは兄貴分の背番号8が手本を示した。1点を先制した初回。なおも1死二、三塁でヤクルト吉村の初球を引っ張り右翼席へ運んだ。今季初の2試合連発となる17号3ランで初回4得点の猛攻撃を演出した。
佐藤輝 チャンスだったので積極的に打ちにいくことを心がけていました。最高の結果になってくれた。
打った瞬間に確信する一撃だった。新人から3年間で61本塁打は、田淵幸一に並び球団歴代最多タイ。猛虎史でも最高ペースで量産し、最低目標に掲げる3年連続20発にも近づいた。
弟分森下も続いた。6点リードの6回に2試合ぶりの9号ソロでダメ押し。1日の試合前から佐藤輝が森下の目の下に「アイブラック」を仕込んでおり、そこから3戦3発だ。吉村に5度目の対戦で初めて黒星をつけ「なんとか1本出てよかった」と笑顔を見せた。
おまじない? も効いた。この日、森下のアイブラックは前日までの「ハの字」のようなデザインを逆向きにした「上がり目」模様だった。前日2日、無安打に終わっており糸原から「上に上げとけ」と指令が出たという。「下がってたんで、上げていけって」と佐藤輝がアシスト。森下は「変化を加えた方が打てた」と先輩たちに感謝した。
8月下旬には佐藤輝から「(本塁打)10本打たなかったら返せ」という約束でプラダのバッグをプレゼントされた。先輩との約束達成まで、あと1本。背番号1は「2桁は確実にいきたい。(佐藤輝とのアベック弾も)これからどんどん打っていきたい」と意気込んだ。77年9月3日、巨人王が通算756号を放ち、ハンク・アーロンの世界記録を破った日として知られる「ホームラン記念日」にTM砲が躍動。2人には豪快なアーチがよく似合う。【中野椋】



