青学大が中大との接戦を制し、2勝1敗として勝ち点を挙げた。

春王者の青学大が土壇場で底力を見せつけた。2回に1点先制したものの、終盤8回に逆転を許し、1-2で迎えた9回無死一塁。安藤寧則監督(46)は「バントの選択肢もあったが、今日は『打ち勝て』という思いでした」と、打てのサインを出した。指揮官の思いに選手たちが応え、初谷健心内野手(2年=関東第一)が右越に適時三塁打を放ち同点に。なおも無死三塁から、小田康一郎内野手(2年=中京)は、真ん中から外の真っすぐを捉え中犠飛で、再びリードを取り戻した。

最終回には、前日先発のの最速155キロ右腕・常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)がマウンドに上がり、無失点に抑える好救援で逃げきった。

春から、昨日の2戦目まで3番に定着していた小田が、この試合は7番に。「とくにマイナスに捉えることなく、上位が作ったチャンスで回ってきたところで打つ準備はしてきた。あとは振るだけでした」。2回にも、2死二塁から右前に先制適時打を放ち2打点の活躍。8月中旬には階段で足の指を5針縫うケガで調整が遅れていたが、結果で復活をアピールした。

勝ち点を挙げたが、決して楽な試合ではなかった開幕3試合。試合後、安藤監督は選手たちに「これぞ東都。本当にちょっとの差。結果として勝ち点がとれた。でもまだまだ課題はある。もっと求めてやっていこうな」と話した。連覇へ向け走り出した青学大。その1戦1戦で、成長を続けていく。

 

○…昨年の大分、福島に続く地方開催となった愛媛・松山市での開幕シリーズは、ドラフト上位候補選手らのプレーを目当てに、3日間で約3万人を動員した。東都大学野球連盟の樋越勉理事長は「僅差の試合でレベルの高い野球を、野球熱の高い愛媛県でできたのがとてもうれしい。成功と言える」と話した。地方開催は好評で、現在も2県から相談がきていることを明かし「東都の野球を多くの人に見てもらい感動を与え、東都進学を考えてもらえたら」と今後に期待した。