西武は4日、知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴処分となった山川穂高内野手(31)を、無期限の公式試合出場停止処分にすると発表した。

山川は国内FA権取得まであと17日としているが、今回の処分により今季中の戦列復帰は絶望的となった。3軍での練習参加は今後も継続する。本人、球団側ともに記者会見の予定はないという。

   ◇   ◇   ◇

5月から球界内外を騒がせてきた「山川問題」に、ついに球団側が正式に処分を下した。奥村球団社長は「検察庁の判断としては不起訴処分となりましたが、球団として今回の事態を重く受け止め、本人の猛省を促すべく、上記の処分といたしました」と説明。飯田球団本部長は役員報酬を一部自主返納するとした。

山川は球団を通じ「プロ野球選手という立場をわきまえずにした行動が招いたものであり、深く反省しています。この件に関する球団から下されました処分内容に関しまして真摯(しんし)に受け止め、今後は、1つ1つ目の前のことに取り組み、再びチームの役に立てるように地道に練習に励みます」などとコメント。現在は埼玉・所沢の球団施設での3軍練習に参加しており、若手選手に助言を送る姿もよく見られている。

出場停止は1、2軍の公式戦で、今後の3軍戦と10月のみやざきフェニックス・リーグは処分の対象外。年俸の減額もないという。処分解除の判断について、飯田球団本部長は「本人の反省とか姿勢とか、いろんな状況を見ながら検討していきたい。無期限というのは期限を定めないということですから」とした。いずれにせよ本塁打と打点の昨季2冠王は、今季17試合の出場で打率2割5分4厘、0本塁打、5打点と入団2年目以来の本塁打0で、10年目を終えることになる。

山川は昨年11月に東京・港区のホテルで20代の知人女性に性的暴行をしたと、今年5月11日の「文春オンライン」で報じられ、翌12日に「総合的に判断してコンディション調整」との理由で出場選手登録を抹消された。女性が被害届を提出し警視庁麻布署が捜査。今年5月23日に書類送検。東京地検が8月28日に不起訴処分を下していた。

【関連記事】西武ニュース一覧