日本ハム伊藤大海投手(26)が、先発では自己最短となる2回1/3、9安打3四球6失点でKOされた。2回1死満塁から、外崎の内野ゴロ、2死二、三塁から蛭間の右前適時打で2点を失うと、3回にも3連打で無死満塁のピンチを招き、柘植の右犠飛などでさらに2点を献上と、序盤から空回りした。
11年ダルビッシュ以来12年ぶりの4連続完投とはいかなかった。今季4連勝だった相性のいい西武打線相手に、9安打すべて単打で6失点。「ペイトン選手のセーフティーだったり、隙をついてきたり。投げていて嫌な感じはあった」。早々とマウンドを降り、敗戦の瞬間は、ベンチから見つめるしかなかった。
執拗(しつよう)な攻めに、投球以外の課題も露呈した。2回1死満塁、外崎の打球をグラブに当てたが捕球できず併殺を逃して(記録は二ゴロ)先制点を献上。3回1死一、二塁では、一塁への強烈な打球をマルティネスがはじき、二塁の上川畑がリカバーしたが、伊藤は一塁ベースカバーに入れなかった。建山投手コーチは「打たれた打たれないではなく、イライラをコントロールできていなかった。一投手としての責任を果たしていない。よく考えてもらって、彼が冷静になったときに話をして、どういう風になっていくか見たい」と突き放した。
8勝目を逃し3年連続2ケタ勝利は厳しい状況になった。建山投手コーチは「ローテーションピッチャーですから登板が終われば次の登板とか言い渡しますけど、今日に関しては決められない」。残り18試合。自分と向き合い、投手として忘れてはいけないことを見つめなおす。【永野高輔】



