阪神木浪聖也内野手(29)が決勝犠飛を放ち、チームを9連勝に導いた。
両軍無得点の2回、1死からノイジー、坂本が連打でつなぎ、一、三塁のチャンスで迎えた打席。「初球から行くと決めていた」と、巨人山崎伊の内角149キロ直球を強振。右翼フェンス手前まで飛ぶ大飛球で、三走ノイジーが悠々と本塁へ生還。惜しくも3年ぶりの甲子園でのアーチとはならなかったが、「越えたら自分らしくないので、あれでいいと思います」と笑った。
下位打線ながら抜群の勝負強さを発揮し続けている。得点圏打率は3割3分8厘。これまでチャンスでは「決める」と「つなぐ」で使い分けていたというが、「最近は『決める』でいってるので、それがいい方向にいってるんじゃないかな」と自己分析。勝利打点はチームトップ13の4番大山に続き、森下と並ぶ2位の「8」。犠飛数も7本の大山に次ぐ2位の「6」で貢献度が際立っている。
「恐怖の8番」としてキャリアハイを更新し続けている木浪に、岡田監督は「得点圏の打率もすごくいいし、だから逆に8番を外せないんじゃないですか」と評価。チームの犠飛は12球団トップの「43」だ。指揮官は「犠牲フライいうことは(走者が)三塁にいってるいうことやからな。チャンスを広げてるいうことやろうな」とうなずいた。
優勝マジックが3に減り、「アレ」が手の届くところまできた。お立ち台では「最近、アレに近づいてすごい鳥肌が立っているので、あと少し鳥肌がたつように応援よろしくお願いします!」と呼び掛けた。14日の最短Vへ、背番号0もラストスパートをかける。【古財稜明】



