ソフトバンク先発の有原航平投手が粘りの投球でチームトップの8勝目を挙げた。

初回に味方失策もあっていきなり3失点(自責は0)。「あそこは最少失点でいかないといけなかった。3点目も取られたので」と反省し、気持ちを切り替えた。2回以降は直球に自慢のチェンジアップ、ツーシーム、フォークを駆使して西武打線を封じ込んだ。2回から6回までは1安打投球。二塁さえ踏ませなかった。「逆転してくれたんでその流れに乗って投げることができたと思う」。打線は3回に三森の2ラン、今宮の2点適時打で逆転。7回も2点の援護をくれた。その直後2死一、三塁のピンチは外崎を137キロのフォークボールで空振り三振。「狙って三振取ることができた。今日の中ではよかった」と自賛した。7回99球を投げ、先発投手の役目を果たし白星をつかんだ。

西武戦は日本ハム時代の6年間で3勝しか挙げていないが、これで今季2勝目。苦手克服とともに、チーム2位浮上へ背番号「17」が弾みをつけた。