強力先発陣が3連覇へ導いた。
先発投手の防御率は21年が3・30、22年が2・77で、今季は2・65。パ・リーグの先発防御率を調べると、統一球の影響で「投高打低」となった時期の11年ソフトバンクが2・29、12年ソフトバンクが2・72、12年日本ハムが2・73を記録したが、これを除くと、2・75以下は67年の阪急2・56と西鉄2・59以来になる。5試合以上先発したのが8人おり、8人で全体の9割近い112試合を投げた。その8人だけの防御率は2・34とさらに良くなり、20代の多い若手先発陣に付け入る隙はなかった。
これだけ先発投手が安定すれば、前半の失点は少なくなる。オリックスは5回を無失点に抑えたのが52試合、1失点が28試合あり、5回までに2失点以上は45試合だった。2位ロッテは無失点33試合、1失点26試合、2失点以上67試合など、他の5球団は1失点以下よりも2失点以上の試合が多かった。パ・リーグで5回終了時の無失点は56年西鉄の63試合が最多。50年代と統一球が影響した11年ソフトバンクで上位を占める中、オリックスが9位タイにランクインした。
当然、この結果は勝敗に直結する。5回終了時に無失点の試合は42勝9敗1分け、勝率8割2分4厘で、1失点の試合は17勝8敗3分け、勝率6割8分。2失点以上は負け越しも、無失点と1失点の試合で59勝、貯金42を稼いで優勝した。先発陣の中心は今季も山本。21年から3年連続防御率1点台で、勝利数は3年連続チーム最多の18勝→15勝→14勝。3年連続チーム勝ち頭で3連覇に貢献は38年秋~40年スタルヒン(巨人)57~59年藤田(巨人)65~67年城之内(巨人)に次いで4人目となり、パ・リーグでは初めてだった。



