オリックスのドラフト3位、斎藤響介投手(18)が1軍初登板初先発し、初回をゼロに抑えた。

盛岡中央(岩手)3年夏の朝日放送「熱闘甲子園」のテーマ曲だった平井大の「栄光の扉」が自身の登場曲として流れる中、マウンドへ。初回先頭の西武山野辺、2番源田を遊ゴロに打ち取り、2死。3番佐藤龍に左越え三塁打を許した。それでも4番栗山を146キロの直球で中飛に抑え、好スタートを切った。この回の最速は佐藤龍への初球の150キロ。

2回にはプロ初三振を5番マキノンから奪った。2死から連続四死球で一、二塁と苦しい場面をつくったが、9番古賀を147キロの直球で三ゴロに打ち取り、無失点に抑えた。

プロ1年目の今季はウエスタン・リーグ11試合に登板し、1勝2敗、防御率2.25。最速152キロの速球、スライダーは他球団からも「大器」と認められる逸材右腕だ。試合前には「自分の持ち味はストレートの強さ。悔いが残らないようなピッチングをしたい」と意気込んだ。

球団の高卒新人がプロ初登板初先発初勝利すれば、78年三浦広之以来45年ぶりの快挙となる。

 

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