巨人松田宣浩内野手(40)が28日、都内ホテルで引退会見を行った。声を詰まらせ、目頭を押さえ、涙した。
「私、松田宣浩は今シーズンでユニホームを脱ぎます。現役を引退することを報告いたします。18年は私にとって夢のような生活でした。たくさんの方に出会い、ここまで野球をすることができました」と報告した。
17年を過ごしたソフトバンクを退団し、今季から巨人に加入した。「ムードメーカーでなく戦力として考えているとという温かい言葉をいただき」と当時を回想すると、ハンカチで目頭を押さえた。流れる涙を拭った。「ジャイアンツに飛び込んできました。1軍でプレーするのが結果を出すことができなかった」と言葉を続けた。その上で野球人生を「いい時もあるし、悪い時もある。点数を付けると100熱男、100点満点」と笑った。
05年大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンク入り。「熱男」の愛称で親しまれ、通算1832安打、301本塁打、991打点を積み上げた。侍ジャパンの一員として13年、17年のWBCに出場。ソフトバンクでは6度のリーグ制覇、7度の日本一に貢献した。