巨人原辰徳監督(65)が28日、現役引退を発表した松田宣浩内野手(40)をねぎらった。数日前に松田から電話で、引退を決意した報告を受け「素晴らしい野球人生だったと思う。最後、ジャイアンツのユニホームを着てプレーできたのは、彼にとっても良かったと思うし、ジャイアンツにとっても良かった」と、ユニホームを脱ぐ“熱男”への思いを口にした。
昨季まで所属したソフトバンク時代、球場で松田があいさつをすることは、いっさいなかった。そんな松田がまぶしく映っていたという。「最後のある意味、昭和の野球選手っていう感じじゃないのかな。あとでいろいろ聞くと、すごくジャイアンツファンだったらしいね。それをみじんのかけらも見せないのはやっぱりプロだなあと。見事な18年だったと思います」と、貫いた熱男スタイルに敬意を表した。