プロ野球のオーナー会議が29日、東京都内で開かれ、来季からの2軍戦拡張について議論し、独立リーグ、ルートインBCリーグ新潟と静岡市に本拠地を置く計画の「ハヤテ223(ふじさん)」の参加を選手確保や施設整備などの条件付きで承認した。BC新潟はイースタン・リーグに、ハヤテ223がウエスタン・リーグに加わる。11月22日に行われるオーナー会議で最終決定する。

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新潟のイースタン・リーグ参戦内定に県内の各方面からも期待の声が上がる。元ヤクルト投手でBC新潟ではコーチも務め、現在は少年野球の指導者でもある本間忠氏(46)が参加のメリットを話す。

NPB、独立リーグで選手、指導者とそれぞれの立場を知る本間氏。イースタン参加の最大のメリットを「独立リーグより高いレベルの選手を子どもが見られること」と言う。NPBのユニホームを着た選手を間近にすることは刺激になる。「見て覚えることに説得力が加わる。指導者にとってもいい材料です」。そして「子ども対象のチケット販売など子どもが接しやすい工夫を今以上にしてほしい」と要望も出した。

もちろん選手にもプラスが多い。「投手も打者もベース上での変化球がポイント。コースを外れた球はNPBの打者は振らないし、投手もそれで打ち取れると思わない。ベース上の見極めが重要」と現状のレベル差を挙げ、「NPB選手は何か1つ飛び抜けたものがある。それを肌で感じて吸収するチャンス」と指摘する。

そして何よりもチームが何を求めるかが「最も大切」とも言う。「NPBのチームではないが、イースタン・リーグに加盟する立場。球団が方針をはっきり示さなければ」。育成なのか勝負なのか、球団としてNPBの正式加入を目指すのか。「そこを明確にすることが選手のモチベーションにつながるのでは」と話した。【斎藤慎一郎】

 

◆B2新潟の川上明社長(53)「BC新潟の選手のみなさんが私どもの試合観戦に来てくださったり、地域密着のためにお互い協力してやってきた。今後もそれを継続したい。長岡市とも歩調を合わせ、事業展開の幅を広げていければと思う。両チームの共通チケットや、グッズ、ファンクラブの創設など、さまざまなことができるのでは」

 

◆新潟の野球団体を統括する「新潟県野球協議会」の富樫信浩理事長(62)「ファームの試合は1軍を目指す若い選手が中心。活気あふれる野球で新潟を盛り上げていただきたい。新潟県はBC新潟とスポーツ振興について協定締結した。2軍参入については花角知事も以前から前向きに受け止めるお話をしている。まず行政がうまく事業展開することで発展する可能性が高くなる」