問題行動が発覚した東京6大学連盟の立大が30日、都内で会見を行った。立大野球部の金子明雄部長と、長野香広報課長が出席した。
9月30日から行われる明大戦では、金子部長と溝口智成監督(55)はベンチ入りせず、4年生全員が公式戦を自粛する。
金子部長は「今般報道されている事案について、ご心配をおかけし申し訳ありません。金子と溝口監督は、これまでの対応が不十分だった可能性があるため、公式戦への出場を自粛し、木村(泰雄)コーチが監督代行を務めます。最高学年の4年生については、責任を感じており、大学とも協議し、私どもふくめて、調査を前にする明大戦での神宮での活動を自粛すると判断した。リーグ戦の実施について異例の対応となることを、改めておわびします」と話した。
自粛する4年生について、金子部長は「調査を前に、部としての姿勢を示すという判断。処罰、処分ではないことを理解いただきたい」とした。
長野課長は「大学は、このような事態に至ったことについて、深く反省している。本事案について重く受け止め、さらなる調査を行い、再発防止をしていく。まずは事実関係の調査を行い、外部の弁護士をふくむ調査委員会を立ち上げた。つらい思いをしている学生に対して、心から申し訳なく思っている。学生に寄り添って対応していく。リーグ戦における異例の対応は、大学としてもおわび申し上げる」とした。
上級生があおむけに寝かせた下級生の額を狙い、地面に立てたバットを倒す行為を繰り返した。その際にバットのグリップが口に当たり前歯1本が半分ほど欠けた件や、未成年の喫煙以外についても、調査委員会が聞き取りを行う予定。