広島でもDeNAでもどんとこい! 阪神伊藤将司投手(27)がみやざきフェニックス・リーグ楽天戦に先発。19日のCSファイナルステージ第2戦(甲子園)のマウンドが見込まれる左腕は、5回3安打無失点に抑え、順調な調整をアピールした。

「全体的に(いろいろ)投げたかった。カウント球だったりボール球もしっかり投げられたので良かったなと思います」

初回に安打と盗塁で2死二塁のピンチを背負ったが、2回以降は得点圏への進塁を許さず。無四球でテンポ良く凡打の山を築き、57球でまとめた。実戦は9月20日巨人戦(甲子園)以来3週間ぶり。「間隔も結構空いていたので、ブルペンに入りながら。そういう調整はできていたので」と納得顔で振り返った。

絶好の予行演習になった。楽天のスタメンは9人中8人が右打者。CSファイナルステージで戦う広島、DeNAにも堂林、末包、牧、宮崎ら右の強打者が並ぶ。今季、末包と宮崎は打率1割6分7厘に抑えたが、牧には4割、堂林には3割3分3厘打たれた。相手は2軍だったとはいえ、ライバルたちとの対戦もイメージしながら、右打者を16打数2安打に抑えた。

3年目左腕は21年、22年にもそれぞれCSでの登板を経験。21年は中継ぎで1回1/3を無失点。昨季は先発で5回1失点で敗戦投手になった。勝利にはつながらなかった過去2年のポストシーズン。「一発勝負なので自分が持っている力を1試合で、全力で出せれば」とリベンジの思いは強い。

今季の広島戦は防御率1・17、DeNA戦は同1・64とセ・リーグで最も好相性の2チームだ。どちらが来ても問題ない。CS三度目の正直で、勝利を呼び込む。【波部俊之介】

 

▽阪神馬場 (9回に1失点)「球自体は悪くなかった。フェニックスなので、自分の課題とか、ストレートの質、そういう確認ができるように」

▽阪神ブルワー(1回無失点)「いい感じで投げられた。プレーオフでの“びっくりな球種”は、ここで言わずに隠そうと思う。横浜、広島か分からないけどまだ隠しておくよ」

▽阪神渡辺諒(2戦連続安打)「最後ノーアウト一、三塁で結果が出なかったのは課題。上でもチャンスで立つことが多い。2安打出たのは良かったけど、課題を持ってやっていければ」