プロ指名と同時にコーラ解禁のときが迫る。ドラフト上位候補の桐蔭横浜大・古謝樹投手(4年=湘南学院)が25日、横浜市内のグラウンドで練習を行った。運命のドラフト会議を控え「ワクワク7割、不安3割です」と心境を明かした。この日はブルペンには入らず、軽めに調整。「プロ野球のユニホームが着られれば、どこの球団でも憧れはある」と12球団OKの意思を語った。

まさか、この舞台に立つことが出来るとは思っていなかった。大学入学時は「4年の春くらいから投げられればいいかな」とプロは夢のまた夢。変化があったのは今年に入ってから。大学日本代表として、国学院大の武内や東洋大・細野らとともに招集された。ドラフト候補と呼ばれるトップレベルの選手と同じ場所で投げられることに自信が芽生えた。

毎日、食堂に行く前にコーラを買うのが日課だったが、体に気を使い1年前に“禁炭酸”を決意。「最初は嫌だった」と言うが、今はもう慣れた。「自分の感覚として体のキレとかが良くなった気がする」と成長を実感した。夢がかなえば、大好きなコーラで祝杯を挙げるつもりだ。「1回解禁して、キャンプインしたらまたやめます」とシュワッとした吉報を待つ。【星夏穂】