阪神が快勝で白星発進を決めた。

投打がかみ合い、日本シリーズでは敵地で9連敗と苦戦が続いていたが、日本一を決めた85年11月2日の西武球場(現ベルーナドーム)以来、1万3874日ぶりの敵地勝利を飾った。

▼阪神が8-0で<1>戦を勝利。05年以来の指揮となった岡田監督は、シリーズ通算5戦目にして監督初勝利を挙げた。阪神の<1>戦勝利は62、85、14年に次いで4度目。敵地の<1>戦で勝利は85年以来で、<1>戦を完封勝ちも85年だけ。球団唯一の日本一となった85年と似たスタートを切ったが、今年はどうか。なお、過去73度のシリーズで先勝チーム(△○を含む)は45度優勝し、V確率は62%。

▼阪神の日本シリーズ完封勝利は、62年東映戦<2>戦5-0、85年西武戦<1>戦3-0以来38年ぶり3度目。過去2度はそれぞれ村山実、池田親興が完投しており、継投でのシリーズ完封勝利は球団初となった。

▼阪神がシリーズで挙げた8得点は、日本一を決めた85年西武戦<6>戦での9得点に次ぎ球団2位。この試合では3失点したため、8点差勝利はシリーズ最大得点差勝利となった。

▼阪神が大阪市内で行われた日本シリーズの試合で勝ったのは、大阪球場での64年南海(現ソフトバンク)戦<5>戦以来、59年ぶり。先発バーンサイドが7回0/3を3失点と粘り、6-3で勝った。

【熱戦!日本シリーズ特集ページ】