ヤクルトからドラフト3位指名を受けた明大・石原勇輝投手(22)が29日、東京・府中市の明大野球部施設でヤクルト橿渕スカウトグループデスク、吉田スカウトの指名あいさつを受けた。

チームの補強ポイントに合致する左腕は、「徐々に実感がわいてきて、早くヤクルトのユニホームを着て、試合に出たいという気持ちがわいてきました。まずは開幕1軍を目指して、試合でどんどん経験を積んでいけたらいいなと思います」と意気込みを示した。

最速149キロのキレのある直球と、落差の大きなカーブ、チェンジアップを武器とする本格派。同じ神宮球場が「本拠」の東京6大学リーグで投げてきただけに、ヤクルトに対して「選手と首脳陣の距離感が近くて、自分が6大学で投げたあとにヤクルトの試合があったりした試合があったんですけど、やっぱり熱狂的なファンが多いなと。ファンからも愛されてあたたかい球団だなと感じました」と好印象を抱いていた。

明大出身の吉田スカウトも「左という特徴をちゃんと出してくれれば。(先発か中継ぎか)ポジションは自分でつかんでいくと思うので。1年目から1軍で活躍して欲しい選手です」と期待を込めた。