打撃に定評があるオリックス山崎福也投手(31)が期待通りのパフォーマンスで沸かせた。

2回2死一、二塁の勝ち越しチャンスで第1打席が回ってきた。「9番、ピッチャー、山崎福也」のコールに阪神側の応援席からも拍手が起きた。

初球の148キロをフルスイングでファウルにすると球場全体がどよめき。2球目のフォークは悠然と見送った。3球目のフォークもファウル。最後はカウント1-2からの変化球に崩されたが、食らいついて右翼定位置まで運んだ。アウトにはなったが、再び大きなどよめきが起こった。

SNSでも「これがパ・リーグの投手のスイングか?」「二刀流にしか見えない」と驚きの声が上がった。

昨年の日本シリーズ第2戦で右前に先制打を放っている。日大三(東京)のエース兼5番打者として10年センバツで準優勝。今も大会タイ記録に残る13安打をマークしたほどの打撃センスの持ち主だ。パ・リーグのため打撃を披露する機会は少ないが「去年に続いて打てればうれしい」と意気込んでいた。

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