西武のドラフト3位横浜・杉山遥希投手(18)が9日、横浜市内にある同校で指名あいさつを受けた。

「10月26日のドラフトの日を、もう1回思い出すことができて、ここからもう1回新たなスタートだなっていう風に感じました。まずは体づくりというのを一番意識して取り組んで、そして1年目から1軍で登板して、自分の目標である先発で完封できるように頑張りたいと思います」と、りりしい表情で語った。

指名あいさつに訪れた西武の潮崎哲也球団本部編成グループディレクター(54)は杉山を評価したポイントとして「高校生らしくないところと言いますかね、クレバーなところが一番評価のところなんですけども、今年に入りまして力強さが加わったというところで、非常に伸び率を感じる投手」と明かした。

3年生となった今年は直球も最速147キロまで上がり、直球で打者を押し込む姿から力強さを感じたという。「1年生、2年生の時のピッチングを見ていれば、大学に行った方がすんなりプロに入れるのかなと。プロで活躍するのが近いのかなと思ったんですけども、今年に入ってからの彼の姿を見ていると、『あ、十分いけるな』っていう判断を下せたというところですね」と、この1年での成長ぶりを評価。「これだと先発として、やってくれるんじゃないかなという期待を込めてですね、指名させていただきました」と指名に至った経緯も説明した。