目指すは近本ボディー! 阪神村上頌樹投手(25)が11日、鳴尾浜球場で再始動した。日本シリーズ後、5日間のオフを挟んで残留練習に参加。「一番はけがしない体。トレーニングを繰り返して、丈夫な体を作ろうと」と、11月のテーマを掲げた。

すぐ近くに手本がいる。体の丈夫さを見習いたい先輩を問われ「コージ・チカモトです」と即答。プロ5年間で不動のレギュラーを張り続けてきた同じ兵庫・淡路島出身の先輩近本の名前を挙げた。「体に悪いところがあった時の反応とか、敏感なので、あの人は。体を動かすことに関して、めちゃめちゃやっている。見習いたい」。

実は本拠地甲子園ではロッカーが隣。「横で見たりとかしてるので。あんこを食べたりとか水素を吸ったり」。エネルギー摂取や疲労回復アイテムなど、コンディショニングの秘密を盗み見してきた。先輩は今季、死球による骨折で離脱した期間はあったが「(死球が)なかったら多分、今年1年間も回れている。近本さんのように強い体をつくりたい」と理想を掲げた。

そのためにまずは土台をつくる。シーズン中は瞬発系のトレーニングに比重を置いていたが「負荷を強めにしてやろうと思っている。体重は維持。筋肉量が増えたら」とウエートトレーニングに時間を割くつもりだ。今季の10勝、防御率1・75から、さらなる飛躍へ。村上が「近本化計画」をスタートさせた。【中野椋】

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