ソフトバンクがドラフト1位指名した大阪桐蔭・前田悠伍投手(18)に背番号「41」を用意したことが18日、分かった。

昨年までのエースで今季はメッツで12勝を挙げた千賀滉大投手(30)がつけた番号。世代NO・1で最速148キロの金の卵に対し、球団は千賀の後継者としてエース道を歩ませる考えだ。

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ソフトバンクが未来のエース候補を最大限の配慮で迎え入れる。ドラフト1位で指名した前田のため背番号41を用意。近日中に行われる入団交渉で正式決定するとみられる。

41といえば育成選手から米球界まで駆け上った千賀が、13~22年まで背負ったエースナンバーだ。昨年に11勝6敗、防御率1・94の成績を残し、海外FA権を行使してメッツに移籍。メジャー1年目の今季は29試合で12勝7敗、リーグ2位の防御率2・98、202奪三振の好成績を残し、オールスターにも選出する活躍をみせた。その間、41は空き番号になっていた。

前田は名門・大阪桐蔭で3度甲子園に出場し、U18W杯でもエースとして世界一に貢献。ドラフト当日に小久保監督が「高校生の中では断トツNO・1評価と聞いています」と絶賛した逸材だ。デビュー時期についても「1年目の後半ということも十分考えられる力はある」とまで言及していた。球団は前田が千賀の後継者になれる素材と認め、41を提示する方向で調整している。

千賀の前につけたのは、17年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得した岩崎翔(現中日)。もう1人前にさかのぼると、21年以来の復帰となった倉野信次1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターになる。倉野コーチにとっても楽しみな「後輩」と言えそうだ。

前田は10月27日に指名あいさつを受けた際に「大阪桐蔭の看板もあるので変な行動は取れない。責任を持った行動をやっていこうと思います」と話していた。次代の41番は、エース道を歩む自覚を持っている。

◆前田悠伍(まえだ・ゆうご)2005年(平17)8月4日生まれ、滋賀県長浜市出身。小学6年時にオリックスジュニア選出。高月中では湖北ボーイズに所属。1年時、U12日本代表でカル・リプケン世界少年大会優勝。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。昨秋の神宮神宮大会では大会初の連覇に貢献。甲子園は春夏通算3度出場し、22年春優勝、22年夏8強、今春4強。今夏は大阪大会決勝で履正社に敗れた。180センチ、80キロ。左投げ左打ち。

◆福岡移転後のホークス背番号41

89年~94年 青井要

95年~96年 江口孝義

97年~07年 倉野信次

08年~12年 岩崎翔

13年~22年 千賀滉大