「軽自動車」から「普通車」へ-。ヤクルトの並木秀尊外野手(24)が、グレードアップを誓った。20日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円増の1500万円でサイン。3年目の今季は82試合で打率2割4分2厘、1本塁打、7打点。盗塁はリーグ3位の15だった。燕の韋駄天(いだてん)の来季目標は盗塁王。24年シーズンからは、楽天を戦力外となっていた西川遥輝外野手(31)が加入する。日本ハム時代の14、17、18、21年に盗塁王を獲得した先輩に「西川さんの中で盗塁で大事にしてることであったりとか。スタートの意識と、スライディングと、聞いてみたいことはたくさんあるなというふうに思います」と吸収する。

車体を変える。新たなシーズンに向けて、現在は筋肉量を増加する日々。体脂肪を増やさず、パワーアップを狙っている。「車で言うと、もとのエンジンを、でかくするじゃないですけど、筋量あったほうが打球も力強くなりますし、今シーズンけがもしてしまったんで、その中で、けがしない体作りであったりとか。体重というか、筋量あったほうがまあ、野球やる上で必要だなと思った」とうなずいた。「まずは軽から普通車ぐらいで(笑い)」。馬力を上げたボディーを乗りこなし、“セ界一”の走り屋の名をほしいままにする。(金額は推定)

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