社会人で進化した「隠し玉」が侍の4番にリベンジする。西武ドラフト7位、ENEOS・糸川亮太投手(25)が20日、新横浜プリンスホテルで入団交渉を行い、契約金2000万円、年俸950万円で合意。背番号は23に決まった。

同世代で意識する選手は「(DeNAの)牧選手」と即答。立正大時代は4年秋の東都大学リーグで4打数3安打と「コテンパンにやられた」という中大・牧との再戦を心待ちにした。

当時はスライダーを打たれたが、プロで「強みにしたい」という現在の得意球はシンカー。会見に同席した同球種の名手、潮崎編成ディレクターから今年、助言を受けて進化させた。

その潮崎編成ディレクターが「我々の中では隠し玉」と7位という順位以上に期待する即戦力右腕は、牧をシンカーで「抑えられるように」と誓った。ENEOSの同僚、度会もいるDeNAとの対戦は交流戦。春季キャンプから「すぐに結果を出せるように」と開幕1軍入りし、その時が来るのを待つ。

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