阪神の日本一・リーグ優勝祝賀会が29日、大阪市内のホテルで盛大に開催された。

岡田彰布監督(65)は集まった財政界のVIPたちに力強く連覇を約束。前日28日には都内でNPBアワードに出席するなど、超多忙な中でもサービス精神を忘れず、佐藤輝明内野手(24)を壇上でイジり笑いをとった。約500人が集まった豪華な夜も「岡田節」は止まらなかった。

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-優勝祝賀会には500人ぐらい来られた。雰囲気はどうだったか

「いやいや、まあ雰囲気というか。前は真っ暗だったというか、もっと暗かった記憶あんなあ。2005年のときはなあ」

-今日もありがとうという言葉が多かったという話をしていたが。今日も、そういう言葉が多かったか

「おーん。違う。パレードの話やん。出席者はおめでとうと(言っていた)」

-吉村知事もいろいろ話されていたが、交流の場はあったか

「いや、ないない。今までは。パレードの時に話したけどなあ」

-今日は

「最後、話をしとったよ。おーん」

-阪神が来年も関西を盛り上げてほしい、というような話か

「うん。まあ、そうやなあ。結局は。まあでもなあ、そうやなあ。パレードできたんもそうやし。結局は。神戸もそうだし。なかなかなあ。そんなの勝たんとできへんのやから。向こうから言うてこな、できんらしいよ、はっきり言うて。だから85年はなかったみたい。こっちから言うても無理みたいやな。大混乱が起きるからな。そうやったみたいやけどな。あまりにもめちゃくちゃになってしまうというのがあったからみたいやけど」

-行事への出席は来季へのいいモチベーションになる

「まあでも、メニューは一緒やろ。優勝でも日本一でも。そうやろ? メニューは一緒やんか。そこに日本一が付いたからな、今年の場合は。まあ気分的にはな、負けんとできたから良かったかもわからんけどな」

-スピーチでも「来年はもっと個人成績を」と

「それはみんな思っているやろ。数字はたいしたことないで。はっきり言うて。だから、それはまだ20代でな、これからちゃうか、これから2、3年は一番いい時ちゃうか。30代前後ぐらいやな。だから、そういう意味ではまだまだな、各選手によって違うけど、首位打者を狙える選手もおるし、ホームラン王を取れる選手もおるし、そういう意味ではバラバラというかな、いろんなタイプがおるわけやから、選手的にも可能性のある選手というのは、まだこれからじゃないか。こんな数字でもあんな点入るんやもん。そういうことやんか」

-ホームラン王のタイトルは佐藤輝と捉えても

「関係ないやん、とれるもんがおらんかったってだけで。いや、とれるんやったらとったらええけどな。自分の特長を生かしたな。お~ん」

-2、3年後ますます強くなる

「そんな簡単に強なれへんよ。そら社交辞令やないか、お前。普通に段階踏んでいったら強なるってことやんか。そんなうまいこといけへんってことやんか、それだけ難しいっていうことやんか。何年言うてきたんや、18年言うてきたんやろ、そういうことを。2位なったら次はちょっと補強したら優勝できるとか、そんなことの繰り返しやってんから、そんなん分かっとるやないか、18年も優勝してないから」

-今年のタイトルは5人だったが、増えたら数字上も

「そらタイトルが多かったら、増えな当たり前やから。昨日見てみ、最下位チームは1人ずつやんか。岡林と万波て。最下位にいてるチームはそんだけ成績を残してないからやっぱり最下位なわけや。選手の数字も。一番多かったのはオリックスやろ。3連覇しているチームやからやっぱりな、個人記録もちゃんとしてるっていうことや。そういうことや、結局はな。そらね、選手の数字が低かったら、本当は勝てないということやで。選手がタイトルを取ることによって、チームも勝つということやから」

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