オリックス山下舜平大投手(21)が後輩の弟子入りを歓迎した。5日は大阪市の球団施設で1人黙々と体を動かした。まだ21歳だが、トレーニングや野球への意識の高さはチーム随一と評判。今季9勝を挙げて新人王に輝いた大器には、すでに多くの選手から熱視線が送られている。

先日はドラフト3位の享栄・東松快征投手(18)が「一緒にトレーニングをしたい。ああいう体になりたい」と門下生に名乗りを上げた。山下はこれまで、あまり他の選手と意見交換する機会はなかったというが「(東松とは)この間、あいさつしました。すごくいい体格をしていましたね。これがしたい、と思って来てくれるなら教えます。引き出し程度ですけどね。自分はこのやり方がいいと思ってやっているので、やりたいと思って聞いてくるなら勧めます」と、東松に限らず、オープンに情報共有したい考えだ。

「オリックスは上下関係があまりなくて『何歳でも関係なくない?』という雰囲気がある。自分の下の(斎藤)響ちゃんとか日高とかはないし、上も宮城さんなので気にしません」。若手投手陣の中心として、グラウンド外でも存在感が増しそうだ。【柏原誠】

【関連記事】オリックスニュース一覧