佐藤輝明、家を買う!? 阪神佐藤輝明内野手(24)が、大幅昇給で1億円の大台に乗せた。7日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6500万円アップの年俸1億5000万円でサイン。4年目の内野手ではNPB史上最高額となった。将来的なマイホーム購入プランも明かし、来季目標に「3割30本100打点」と「アレンパ」を掲げた。

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佐藤輝が、自らオーダーした緑のスーツをビシッと着こなした。1年目2600万円増、2年目4300万円増ときて、自身最大昇給となる6500万円増。1億円の大台に乗り「しっかり話し合いの中で決めさせてもらいました。期待値も上がりますし、それに応えられるように」と引き締めた。

阪神の選手で、入団4年目までに年俸1億円に到達したのは04年赤星憲広、16年藤浪晋太郎、22年近本光司に続き4人目で最速タイ。球界全体を見渡すと、4年目内野手の1億5000万円更改はNPB史上最高額となった。「でもね、もっともっと行きたいなと思ってるんで」と高みだけを見据える。

ご褒美は? と話を振られると「将来的に」と前置きしながら「家を買おうかなと、給料も上がったので」とぶち上げた。1年目は「時計を買いたい」。2年目は「何か有意義に使いたい」と“無難”に返答してきたが、ここにきてビッグな買い物宣言。「一軒家かマンションかもね。どっちも良さがあると思うんで」と真剣だ。

自宅にトレーニングジムをつくりたいかと問われると「将来的にはね」とにっこり。秘密基地感ある家を「好きっちゃ好き」とする男がマイホーム購入となれば、新たな虎の穴になる可能性もある。昨オフに退寮して現在はマンション暮らしというが、居を構えれば、野球にもプラスに働く面があるはず。何度も「将来的にはね」と繰り返したが、億を稼ぎ続ければ決して遠くない未来に豪華な「佐藤邸」を築くことができる。

来季の目標は「3割30本100打点」ときっぱり。自身が考案した「アレ」と連覇をかけた「アレンパ」については「そこまで流行らないと思います。(流行語大賞は)2回連続はないでしょ」と笑った。それでも最後はきっちり「アレンパします!」と力強く宣言した。連覇へ、マイホーム購入へ、プロ4年目はもっと打ちまくる。【中野椋】

▼佐藤輝が6500万円増の1億5000万円で契約更改。入団4年目で1億5000万円は歴代8位タイ。野手で4年目までに1億5000万円以上は、13年長野(巨人=1億6000万円)22年近本(阪神=1億5000万円)に次いで3人目。

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