新相棒でゴールデングラブ賞つかむ! 阪神佐藤輝明内野手(24)が、来季使用するグラブに改良を加える。8日、大阪市内で行われたミズノ社のブランドアンバサダーズミーティングに大山、糸原と参加。「グラブの奥の方まで手を入れたい」という要望を出していたといい、この日サンプル品が届いた。「微調整です。よりしっかり捕れるように」と意図を語った。

クラフトマンの早川剛史(31)さんは「手が大きい方なので。手入れがより深く入るように微修正した」と説明。今季と比較し、新グラブは1センチほど手がグラブの奥に入るようになった。これにより「指先まで手の力がより加わりやすい」と早川さんは言う。

これまでは手のひらの手首側の大部分がグラブに収まらない状態だった。二遊間よりも本塁に近く、強い打球が多い三塁だ。打球をがっちりつかむためにも「手入れ」は大事な要素の1つ。今季は20失策で「失策を減らすのはもちろん、エラーしないためにじゃなくてアウトを取るためにやっている。しっかりアウトをとっていきたい」と確実性アップを誓った。

「捕ってから投げるのを、一連の同じ流れの中でやらないといけない」とスローイングの課題も口にする。今季は捕手坂本、一塁大山、二塁中野、遊撃木浪がゴールデングラブ賞を受賞しており、内野では三塁佐藤輝が取り残された形に。来季は虎の内野陣でゴールデングラブ賞独占といきたいところだ。「もちろん頑張ります」と力を込める。

バットは今季途中から使用した後輩森下の型を採用する方針。よりヘッドに重さを感じるため、バット先端のくりぬきを浅くするプランもあり、試行錯誤しながら相棒を完成させていくことになる。商売道具を進化させ、攻守ともに進化してみせる。【中野椋】

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