ソフトバンク和田毅投手(42)が4日、開催6年目で最多の16人が参加する長崎合同自主トレへの意気込みを明かした。今季12勝を挙げた阪神大竹のほか、他球団の若手有望株も参加する長崎での時間は「刺激しかない」と心待ち。24年の目標は、パ・リーグ左腕初の40代投手による2桁勝利と規定投球回到達だ。新たな金字塔へ、2月に43歳を迎えるチーム最年長の塾長が、先頭に立って6日から本格的に肉体強化に励む。

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和田が異例の大所帯となった自主トレを刺激に変える。「僕にとってもいい機会ですし、若い子にとってはもっと良い機会になる。見ながら、聞きながら、いい時間にしてもらえたら。この期間は刺激しかない」。この日を含めて年末年始はペイペイドームで汗を流し、いよいよ6日から始まる長崎での合同自主トレが待ち遠しくて仕方ない。

参加者は阪神大竹やロッテ小島ら、昨季2桁勝利を挙げた実力者がズラリ。和田塾長も含めて総勢16人は開催6年目で歴代最多の人数だ。「他球団の主力で投げてるピッチャーも来てくれる。自分だけじゃなくてそういう選手を見て勉強する機会でもある」と相乗効果に期待は大きい。中でも元チームメートの阪神大竹は現役ドラフトで移籍した1年目の昨季、12勝2敗と大きく飛躍。「若い子にとっても大竹の話を聞くことができるいいきっかけ」とうなずいた。一方で、大竹を含めた若手に負ける気はさらさらない。「そういう気持ちでやらせてもらっています。うまく制御しながら」。けが防止に努めつつ肉体強化に励む計画だ。

2月21日に43歳を迎える大ベテランは、今年も記録ラッシュが見込まれる。すでに球団最年長の勝利記録保持者だが、1試合投げれば南海時代も含めた球団最年長登板記録も更新する。小久保監督は昨季の8勝左腕に開幕ローテーション入りを明言しており、シーズン序盤から花束を掲げる姿が実現しそうだ。さらにパ左腕初の40代投手による「2桁勝利」と「規定投球回到達」は最大の目標。「しっかり2月1日に準備ができるように。それだけです」と球春到来になるキャンプインを見据えている。

参加メンバーは全員年下で、嘉弥真以外の14人はひと回り以上年下。坂道ダッシュなど過酷な練習メニューが名物だが「みんな若いので多分大丈夫だと思います」と不敵に笑う。この日はペイペイドームで自主トレを行い、長崎への用具送付も完了。球団の垣根を越えて切磋琢磨(せっさたくま)し、24年も進化する。【只松憲】

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