石川県出身のオリックス山崎颯一郎投手(25)が、被災地の希望の灯となる活躍を目指す。5日に石川から帰阪し、6日は大阪・舞洲の球団施設で自主練習。地震が起きた1日は加賀市内の実家で、激しい揺れに見舞われた。「実家は大丈夫でしたが…。つらいし、大変なので。頑張らないといけない気持ちはあります。何とか元気づけられたら」と決意を新たにした。
命の危険を感じる衝撃だったという。地震が起きた直後は「かなり揺れました」とおののいた。幸運にも実家に深刻な被害はなく、自主トレの計画も変えずにすんだ。「自分のところは揺れはしたけど、場所によっては倒れてるところもある。でも、家族とか友達は大丈夫なので」と無事のありがたさをかみしめる。年末年始も体を動かしてきたが、これからは一層、シーズンへの準備に集中する。
WBC参戦に始まった昨季は勝ち継投の中心戦力を担い、自己最多の53試合に登板。22年の15試合から大きく登板数を伸ばし、1勝1敗9セーブ27ホールドの好成績でリーグ3連覇に貢献した。今季に向け「50試合はボーダーラインというくらいの感覚でいます」と最低目標を設定。「昨年よりもいい投球ができればいいし、ケガなく1年間完走できればいいかなと思っています」。故郷を思い、フルシーズンチームの力になる。見る人の心を動かす投球を続けていく。【堀まどか】



