岡田節は今年もキレキレだった。12球団監督会議が16日に都内のホテルで開かれ、座長の阪神岡田彰布監督(66)が昨年に続き、複数の「岡田構想」を提言した。タイトル争いにしのぎを削る選手を思っての「記録員のコミュニケーション」に、真剣勝負を楽しむファンの目線にも立った「審判員へのあいさつの簡略化」。吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)との正月対談で予告していたもので、忖度(そんたく)なしの意見を次々に出した。

 

阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

 

-能登半島地震の話も

いやいや、最初コミッショナーからあったから。だからキャンプ地でも募金活動とか。NPBも全体として義援金送るみたいやけど、他に各チームでやろうというのは呼びかけた。キャンプ地とかでな。これはもうね、ここにいてるメンバーだけじゃあかんから、フロントと選手会にもやっぱり協力をな、選手がそういう形するのが一番やっぱりいいと思うんで、それは各球団みんな持ち帰って、フロントをね、選手会にも協力得てね、みんなでやろうということを言うた。

 

-試合中の審判員への選手のあいさつを控えることを提案した

審判には聞いたよ。どう思う? 言うて。あいさつしなくても判定は一緒です言うてたけどな、そんなん当たり前やん(笑い)。それで変わったらおかしいやん。それ言うてたけどな。だから俺が言うたのは最終的には自然の流れであいさつでええんちゃうの、と。守りに行く時にぱっとおったら、あ、こんちわ、ぐらいでな。

あまりにもなあ、守備位置ついたら左向いてあいさつ、右向いてあいさつ、向こう向いてあいさつとかな。あまりにもそういう姿を見て、なんかちょっとあまりいいことないなあという話を聞いたからな。ファンの人からな、スタンドから見とってな。だから自然のあいさつがええやんか、走っていく時に、そこに審判おったら、あ、こんちわで俺ええと思うよ。走りながらでもなあ。あまりにも、なあ。審判もどう思う? って聞いたけど、誰も答えへんかったな。

 

-ドラフトで1位指名が重複した場合にくじを1枚多く入れる案は

いや、それは言わんかった。

 

-シーズンが始まったという感じは

いやいやまだやん、まだキャンプも始まってないんやから(笑い)。

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