細野“画伯”が鋭い観察眼を生かして1軍昇格を狙う。日本ハム恒例の「ルーキーお披露目会」が新人合同自主トレを行う千葉・鎌ケ谷で行われ、日本ハムのドラフト1位、細野晴希投手(21=東洋大)が、お絵描きコーナーで育成3位の加藤大和投手(18=帝京大可児)と並び1位になった。

マスコットの「カビー」をかわいらしく描き「1発描きはちょっと苦手ですけど、見て描いたら。何回もやり直していいんだったら自信あります」。中学時代の写生大会で「学校近くの山や景色を描いて金賞を取ったことがあります」と、投球以外の特技があったことを明かした。

春季キャンプは2軍スタートも、同じ左腕のベテラン宮西と一緒に練習することが出来る。「いろいろ吸収するところはして、充実したキャンプにしたい。タイプが多分違うと思うので。技術面というよりは考え方であったり、練習メニューとか、そういうところをお聞きしたい」。聞けるところは聞いて、取り組む姿勢は写生同様、再現性の高い“眼力”で盗み、自分のものにする。

質問コーナーでは、一緒に卒論をまとめている東洋大の友人が指名され、苦笑いする場面も。「『手を挙げようか』とは言われていて。でも、楽しかったです」。卒論は明日提出で「頑張りましょう」とスタンドに呼びかけ、場を盛り上げた。

24年の漢字には自身の名前から1字取り「晴」の文字を挙げた。「僕自身明るくやれたらいいなという思いを込めて、名前の『晴れる』にしました。晴れ晴れとした姿で、元気にやりたい」。まずはじっくり2軍で力を蓄え、大きくジャンプする日を見据える。【永野高輔】

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