投手陣の底上げでV4だ! オリックスは26日、春季宮崎キャンプのメンバー振り分けを発表し、1軍主体のAグループの投手18人に育成選手が5人も入った。昨年の育成投手は全員Bグループ発進だっただけに異例だ。チームのグループ分けはボーダーレスで入れ替えも頻繁。今年はコーチ陣が何度も行き来する。支配下登録をかけ、序盤からアピール合戦の様相だ。

Aグループ育成5投手のうち、椋木蓮(24)は21年支配下ドラフト1位。22年9月にトミー・ジョン手術を受け、昨年10月に実戦復帰。開幕ローテを期待する声も上がる右腕だ。才木海翔(23)は昨秋の台湾ウインター・リーグでセーブ王の速球派。長身左腕の佐藤一磨(22)は昨年ウエスタン・リーグ最多勝。大阪桐蔭出身の右腕中田惟斗(22)は昨季2軍戦19試合登板。同16試合に投げた川瀬堅斗(21)はソフトバンク川瀬晃の弟で右の本格派だ。

Bグループの左腕富山凌雅(26)もトミー・ジョン手術明けで昨年9月に実戦復帰。1軍実績があり支配下に近いとされる。投手陣は山本と山崎福が抜けたが、若き才能が虎視眈々(たんたん)。宮崎が熱くなる。

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